Saturday 3 October 2015

文系廃止通知の報道

今年の6月、文部科学省から国立大学に対して・・・

「特に教員養成系、人文社会科学系学部・大学院については、組織の廃止や社会的要請の高い分野への転換に積極的に取り組む」

との通知があったという記事は、おぼろげに読んだ覚えがありました。

以前から言われている、大学変革のことかな、と軽く思っていたのですが、けっこうな波紋があるようですね。

日本では少子化が社会問題になっているし、たしかに教育学部は小規模化していっても問題ないだろうけども。

教育学部以外でも、文部科学省からの通知を受けて、大学が学部統合のようなことを進めたりして・・・

人文社会系学部の見直しをしているところが多いようです。

それに対して、文科省は文系軽視との批判を受けて弁解に忙しいみたい。

通知は、教員養成系は少子化で縮小させて、人文社会系学部の改善を促すのが目的だったそうですが・・・
↓↓↓
国立大、「文系改革」に揺れる 文科省通知「廃止」言及(朝日新聞)
国立大の「文系廃止」の誤解はなぜ広がったのか? 原因は「舌足らず」の通知文 文科省は火消しに躍起だが…
(産経新聞)

それは一旦海外で報道されてしまったら、一人歩きしてしまっているようです。

というのも、先週ガーディアン紙に載っていた記事はこちら。
↓↓↓
Japan's humanities chop sends shivers down academic spines
(日本の人文系の切り落としは学者の背筋をゾッとさせる)

この記事の中で、下村文部科学大臣の発言として「more practical, vocational education that better anticipates the needs of society(もっと実用的で社会的要請の高い分野の職業教育)」を推進するべきだとあります。

ガーディアン紙の記事の元になっているのは、世界大学ランキングで有名なTimes Higher Education(タイムズ・ハイヤー・エデュケーション)の記事らしいのですが・・・
↓↓↓
Social sciences and humanities faculties 'to close' in Japan after ministerial intervention

そっちを読むとわかるけど、前出の発言は下村文部科学大臣ではなくて安部総理大臣の発言だし、なんだか報道が尻切れトンボになったままになってますね〜。

日本で引き続き報道されているように、人文社会科学系学部の廃止が誤解だったことは、ガーディアン紙ではまったく触れていません。

それどころか廃止について、ショッキングとか短期的な教育だ、など様々な大学関係者のコメントがあったり・・・

イギリスでも、社会的要請の高い分野の理系学部に予算が多く使われて、人文社会系学部や外国語学部などの専門性の高い学部の危機であるとあります。

まぁ日本の例をとって、イギリス国内の大学教育の問題点に焦点を当てたかったのかもしれないけども。

この件に関しては、文部科学省が簡単に正式発表すれば済むことだろうに・・・

なんとなく、こういうコミュニケーション能力の低さって、外交問題にも通じるところがあるような気がします。

というか、まずは誤解を招かないような日本語でのコミュニケーション力をしっかりさせるのが先決か。(爆)




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